経営事項審査申請・入札参加資格申請2(経審審査項目 経営規模)
前回の続きで経営事項審査申請について記載します。
経審は以下の項目について審査がされます。
経営事項審査申請 審査項目
①経営規模(X)
②経営状況(Y)
③技術力(Z)
④その他の審査項目(社会性等)(W)
上記について審査が行われております。
因みに、経営事項審査等評点の計算式が、「総合評定値(P)=0.25(X1)+0.15(X2)+0.20(Y)+0.25(Z)+0.15(W)」となっております。
※①Xは(X1)と(X2)にわかれております。
こう見ると、(X1)と(Z)の割合が多いので影響が大きいのがわかります。
①~④について1つずつ説明致します。
①経営規模(X)
経営規模(X)は「X1 :工事種類別完成工事高」「X2:自己資本額、利払前税引前償却前利益」にわかれております。
X1=経営規模等評価の結果に係る数値のうち、完成工事高に係るもの
X1=許可を受けた建設業に係る建設工事の種類別年間平均完成工事高の評点
と記載されております。
すなわち各許可を受けた業種の完成工事高(2年又は3年平均)に応じて点数をつけることになっております。
※具体的な数値化の計算方法は割愛しますが、国土交通省、各都道府県のマニュアルに計算方法の記載があると思います。気になる方はそちらをご参照下さい。
X2=経営規模等評価の結果に係る数値のうち、自己資本額および利益額に係るもの
X2 =(自己資本額の点数(a) + 平均利益額の点数(b))÷ 2
自己資本額の点数(a)とは貸借対照表の純資産のことで、「申請年」又は「前年との2年平均」を選択し、こちらも計算式に当てはめて数値化します。
平均利益額の点数(b)とは「営業利益」に「減価償却費」を加えた額で、2期の平均が平均利益額となります。こちらも計算式に当てはめて数値化します。
上記を見ると(X)は完成工事高と利益額について評価していることがわかります。
特に「完成工事高」が点数に大きく影響することがわかると思います。
なので、点数をあげるにはまずは工事売上高を上げることが最重要だということがよくわかります。
まずは経営事項審査申請①経営規模(X)についての説明でした。
わかりやすいように分けて説明させて頂きます。
次回は経営事項審査申請②経営状況(Y)について説明させて頂く予定です。
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※2022年6月26日作成時の情報です。
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