経営事項審査申請・入札参加資格申請3(経審審査項目 経営状況)
引き続き経営事項審査申請について記載します。
今回は経営事項審査申請の審査項目の内「経営状況(Y)」についてです。
参考までに、経営事項審査等評点の計算式が、「総合評定値(P)=0.25(X1)+0.15(X2)+0.20(Y)+0.25(Z)+0.15(W)」となっております。
※①Xは(X1)と(X2)にわかれております。
経営状況(Y)
経営状況(Y)は「純支払利息比率」「負債回転期間」「売上高経常利益率」「総資本売上総利益率」「自己資本対固定資産比率」「自己資本比率」「営業キャッシュ・フロー(絶対額)」「利益剰余金(絶対額)」となっておりますが、単純に決算書の数字でから決まる数値です。
以下の式に当てはめて数値化します。
純支払利息比率
(支払利息-受取利息配当金)÷売上高×100
建設企業の有利子負債の状況を支払利息の観点からみた比率で、小さいほど良い。
負債回転期間
負債合計÷売上高÷12
会社にとって返済等の必要がある経済的負担等が、月商(1ヶ月当たりの平均売上高)に対しどれだけあるかを示す比率で、小さいほど良い。
総資本売上総利益率
売上総利益÷負債純資産合計(2期平均)×100
総資本(負債純資産合計)に対する売上総利益の割合で、投資効率を企業のもっとも基本的な利益である売上総利益からみた指標。高いほど良い。
売上高経常利益率
経常利益÷売上高×100
売上高に対する企業の経常的な活動からの利益(経常利益)の比率。財務活動なども含めた通常の企業活動における利益率であり、高いほどよい。
自己資本対固定資産比率
純資産合計÷固定資産合計×100
固定資産比率の逆数をとった比率で、設備投資など固定資産がどの程度自己資本(純資産)で調達されているかをみる。逆数をとっているので高いほど良い。
自己資本比率
純資産合計÷負債純資産合計×100
総資本(負債純資産合計)に対し、自己資本(純資産)の占める割合をみるもので、資本蓄積の度合いを示す比率。高いほど良い。
営業キャッシュフロー
営業キャッシュフロー(2期平均)÷100,000千円
営業活動で得られた資金が、どれだけ増加したかをみる指標で、高いほど良い。
利益剰余金
利益剰余金÷100,000千円
会社設立以来の損益の蓄積の度合いをみる指標で、高いほど良い。
※各数値には上限下限が定められております。
数値化したものを計算式に入れて最終「経営状況(Y)」として点数になります。
実際の計算は、登録経営状況分析機関に、確定申告の財務諸表を建設業様式に直したものと許可証の写し、確定申告書別表16(減価償却費)を送付して、分析結果通知書として発行して頂きます。
数値があまりに大きいなど場合によっては、追加の資料を求められます。
大体確定申告書や総勘定元帳の一部を送付することが多いです。
ここの数値をあげるには、決算の数字をよくする事になります。
決算の数字をよくする事は、それだけ借金を減らしたり、利益を上げるため税金を払う事にもなる事が多いので、企業としては難しい判断になるでしょう。
今回は経営事項審査申請の「経営状況(Y)」についての説明でした。
次回は「技術力(Z)」について説明させて頂く予定です。
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※2022年6月30日作成時の情報です。
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